コードP0171 / P0174:混合気が薄すぎる、確認すべき5つの原因
コードの意味
ECUは決まった空燃比を目標にしています。上流のO2センサーが排気ガスの濃い・薄いを常に伝え、ECUは噴射量を補正します。長い間、燃料を足しすぎなければならないと、ECUはP0171(システムが薄すぎる、バンク1)を記録します。気筒列が2つあるエンジン(V6、V8、インテークマニホールドが2つある一部の4気筒)では、バンク2がP0174になります。
深刻?
混合気が薄いと燃焼温度が上がります。長く続くと、失火、ノッキング、バルブや触媒の損傷のおそれがあります。一刻を争う緊急事態ではありませんが、何か月も放置して走らないでください。典型的な症状:アイドリングが不安定、加速時のもたつき、始動しにくい、燃費の悪化。
5つの原因(可能性の高い順)
- エアフロメーターより後ろの二次エア:吸気ホースの亀裂、ターボホースのひび割れ、インテークマニホールドのガスケット、硬くなったブリーザーホース(PCV)、開いたまま固着したPCVバルブ、オイルレベルゲージのシール。空気が計測されずに入り込みます。
- エアフロメーター(MAF)の汚れや故障:空気量を少なく見積もります。P0101が一緒に出ることがよくあります。P0101 / P0102のガイドをご覧ください。
- 燃圧不足:燃料フィルターの詰まり、ポンプの劣化、プレッシャーレギュレーター。ディーゼル車はP0087 / P0191も参照してください。
- インジェクターの汚れ:特に吸気系を清掃したあとでもコードが再び出る場合。
- 上流センサーより前の排気漏れ、または上流センサーの劣化:センサーが酸素を「見て」、混合気が薄いと思い込みます。
まず確認すること
- DiagAuto AIの「センサー」画面で、該当するバンクのSTFT(短期燃料補正)とLTFT(長期燃料補正)を表示します。
- アイドリング時にLTFTが大きくプラス(+15 %以上)で、2,500 rpmで下がる → 二次エアの典型的なサインです(エンジンが吸う空気が少ないときほど影響が大きくなります)。
- どの回転数でもLTFTがプラス → エアフロメーターか燃圧を疑います。
- アイドリング中に、ホースやマニホールドのまわりへブレーキクリーナーや「漏れ検知」スプレーを慎重に少しだけ吹きかけます。アイドリングが変われば、漏れが見つかったということです。(できればエンジンが冷えた状態で、熱源から離れて行ってください。)
- 吸気ホースをすべて手で点検します。曲げてみて、曲がり部分の亀裂を探してください。
コードを消去すべき?
修理のあとなら、はい(アプリは確認のうえエンジンのコードを消去し、再プログラミングは一切しません)。消去してから、街中と郊外を組み合わせて50〜100 km走ってください。長期燃料補正が少しずつ学習し直されます。
費用の目安
ホースやガスケット:20 – 150 €。エアフロメーターの清掃:クリーナー代10 €。新品のエアフロメーター:60 – 250 €。燃料ポンプ:200 – 600 €。インジェクターの清掃:80 – 200 €。
よくある質問
P0171とP0174が同時に出ています。どういう意味ですか?
両方のバンクが薄くなっています。原因は両方に共通するもの(エアフロメーター、インテークマニホールドの二次エア、燃圧の低下)で、1本のインジェクターだけの問題ではありません。
燃料補正が+20 %というのはどういう意味ですか?
ECUが不足を補うため、マップより20 %多く燃料を足しているということです。+10 %〜+15 %を超えた状態が続くなら、何か問題があります。