エンジン警告灯が点灯、でも車は普通に走る:危険かどうか?
見えている症状
メーターパネルに、小さなオレンジのエンジンマークが点きました。車はかかり、加速もし、変な音もしません。「そのうち消えるだろう」と「そのうち止まってしまうのでは」の間で迷っているはずです。どちらもあり得ます。判断できるのは、警告灯の裏にある故障コードだけです。
エンジン警告灯が監視しているもの
エンジン警告灯はOBD(車載式故障診断)システムの一部で、ヨーロッパでは2001年(ガソリン車)と2004年(ディーゼル車)から義務化されています。ECUが排出ガスまたはエンジンの動作に関わる故障を検出すると点灯します。対象はセンサー、混合気、点火、触媒、DPF、EGR、EVAPシステムなどです。こうした故障の多くは、運転にすぐには影響しません。給油キャップの閉め忘れでも、壊れた触媒と同じ警告灯が点きます。
普通に走れるときによくある原因
- 給油キャップの閉め忘れ(ガソリン車)→ P0455 / P0442。
- O2センサーまたは触媒 → P0420。
- EGRバルブの汚れ → P0401。
- エアフロメーター → P0101 / P0102。
- 温度センサーや圧力センサーの値のずれ。
- ディーゼル車のグロープラグの断線(エンジンが温まっていれば症状なし)。
- ときどき起きる軽い失火 → P0300。
すぐにできること
- 警告灯が点灯したままか、点滅しているかを確認します。点滅していたらこちらの記事を読み、停車してください。
- 給油キャップ、エンジンオイルの量、冷却水の量、エンジンの温度を確認します。
- コードを読み取ります。OBD2アダプター(どれを買うべきか)を差し込み、DiagAuto AIを開いて接続し、「故障コードを読み取る」、続いて「AIで説明」をタップします。AIがコードの意味と確認すべきポイントをわかりやすい言葉で説明します。
- コードと「故障発生時のデータ」(フリーズフレーム:故障が起きたときのエンジン回転数、温度、車速)をメモしておきます。あなた自身にも整備士にも貴重な手がかりになります。
- 故障コード辞典でコードを調べ、対応するガイドがあれば読みましょう。
すぐに整備工場へ行くべきとき
- 警告灯が点滅している。
- エンジン警告灯と一緒に赤い警告灯(水温、油圧、バッテリー)が点いている。
- はっきりしたパワーダウン、煙、焦げたにおい、アイドリング時の振動がある。
- タイミング系、油圧、燃圧に関わるP00やP02で始まるコード(P0087を参照)。
それ以外の場合は、修理代を払う前に状況を理解する時間があります。
よくある質問
エンジン警告灯がひとりでに消えました。これで解決ですか?
そうとは限りません。多くのコードは、再発しないまま何回か走行すると消えますが、故障は「永続コード」や「保留中のコード」としてメモリーに残り、原因(給油キャップ、センサー)もそのままです。念のためコードを読み取ってください。
エンジン警告灯が点いていると車検に通りませんか?
はい。フランスの車検(contrôle technique、日本の車検に相当する定期検査)では、エンジンの故障表示灯の点灯は重大な不具合とされ、再検査になります。